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コモ湖とヴィラでくつろぎを

ミラノ佐武辰之佑有名な避暑地コモ湖を訪問するのならお勧めのスポットです。各ヴィラの開館日などは変則的なので注意してください。各ヴィラもアーモミラノ「郊外ツアー」で御連れすることが可能です。

ミラノ在住・佐武 辰之佑

ミラノ近郊ツアーコモ湖やアウトレット・ショッピングなど充実したミラノ滞在をご提案。

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詳細は「ミラノ近郊ツアー」をお読みください。

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コモ湖とヴィラVilla d`Este ホテルの前では湖を眺めながら優雅にカフェを楽しむこともできます

コモ湖とヴィラVilla d`Este 手入れの行き届いた庭。岩のモザイクの装飾が素晴らしいです

コモ湖とヴィラVilla d`Este ホテルでは食事も可能。有名なオリジナル・スプマンテもあります

コモ湖とヴィラVilla del balbianello ヴィラ入口付近。この先を20メートルほど進むと桟橋があり、そこがボートタクシー乗り場です

コモ湖とヴィラVilla del balbianello 湖に浮かぶような美しいバルビアネッロ邸全景

コモ湖とヴィラVilla del balbianello 庭園には花々が咲き乱れ、それを見守るように配置された彫刻もバランスが取れすばらしい景観を作り出しています。

コモ湖とヴィラVilla del balbianello ここを登ったところが、ちょうどあの映画の撮影場所です

コモ湖周辺のヴィラ

Lago Como e Le Ville

ミラノの北部、スイスの国境に近い位置にイタリアが世界に誇る避暑地の「コモ湖」(Lago di Como)があります。コモ湖の避暑地としての歴史はローマ時代に遡り、全長43キロ、漢字の「人」のような形をしている巨大な湖は世界中から多くの人が集まる憧れの地。

コモ湖の長い歴史の中では多くの著名な人々もその足跡を残し、その美しい景観は現在でも映画やCM撮影などにも頻繁に使われるスポットとして知られています。その代表的なのが邸宅(ヴィラ)と呼ばれるかつての別荘で、複雑に入り組んだヨーロッパの歴史を反映するかのようにさまざまなヴィラが点在します。 以下主要な3つのヴィラを紹介します。

Villa d`Este(エステ荘)

コモ湖のヴィラのなかでもとりわけ有名なのがこちらのヴィラ・デステ(Villa d`Este )。こちらの建物は1442年当時のコモ司教の命により修道院として建設されたのが始まりです。16世紀から個人の邸宅として庭園などが建設され、数々の著名な一家のシンボルとして移り変わってゆきます。1815年にはイギリス国王の王妃であるキャロライン・アメリア・エリザベス(Caroline Amelia Elizabeth)の邸宅となり、庭もイギリス風になって現在のヴィラ・デステという名前が付けられました。

こちらのヴィラは現在ではコモ湖が誇るホテルとして知られています。宿泊はもちろん、レストランやカフェなどの利用も可能。欧州最古の自動車ショーイベント(サイトlink)などに利用され、世界のベストホテルにノミネートされることもある世界的にも有名な5つ星ホテルとなっています。

Villa d`Este(エステ荘)
住所 Via Regina 40 - 22012 Cernobbio(Como), Italy
電話番号 +39 0313481
休館日 ホテルは冬季休業します。日程は下記HPをご参照ください。
地図 グーグルマップ
公式サイト http://www.villadeste.com/

Villa del balbianello(バルビアネッロ邸)

このバルビアネッロ邸(Villa del balbianello)は1787年、フランチェスコ会の僧院を目的に建設されました。その後はミラノを統治していたヴィスコンティ家の所有となり、この時期にはイタリア・ミラノが誇る偉大な作家アレクサンドロ・マンゾーニ(Alessandro Manzoni)が招かれ、フランスの小説家スタンダール(Stendhal)の代表作「パルムの僧院」にもこのヴィラの描写が出てくることから数多くの著名人がこのヴィラを訪れたとされています。

またこのヴィラは映画撮影で使われることが多く、特に近年はスターウォーズ・エピソード2の結婚の場面や、007・カジノロワイアルの撮影地として知られてから急に知名度が上がり、多くの人が訪れる人気スポットとなっています。

庭園を回るのには予約はいりませんが、邸宅内を見学するにはかならず専用ガイド(英語、イタリア語)同伴となっています。込み合う時期でなければ到着してからでも申し込みできますが、邸宅内もぜひ見たいという方は事前の予約をお勧めします。

あとこのヴィラはあまりアクセスが良くありません。交通機関で行こうとするとコモ市から1時間ほど船に乗り、Lennoという船着き場まで行きます。そこから1キロほど歩くとヴィラの入口。そこから徒歩30分ほどでヴィラまで行くこともできますが、入口付近には専用ボートがあり、湖畔に浮かぶ邸宅を眺めながら移動できるのでボート移動のほうがお勧めです。

Villa del balbianello(バルビアネッロ邸)
住所 Via Comoedia, 5, 22016 Lenno Como, イタリア
電話番号 +39 0344 56110
開館時期 2014年の場合、3月15日~11月9日
(注意)冬季閉館
休館日 月曜・水曜休館
営業時間 10:00-18:00
入場料 庭園+邸宅 13ユーロ(要予約)
庭園のみ7ユーロ
行き方 Lenno船着き場から徒歩もしくは水上タクシー(往復7ユーロ)。タクシーが来ない場合+39 3334103854 (サイト)に電話。コモ市からLennoまでの船は公共機関(サイト)をご参照ください。
地図 グーグルマップ
公式サイト http://www.visitfai.it/dimore/villadelbalbianello/

Villa Carlotta(ヴィラ・カルロッタ)

こちらのヴィラは1600年代の終わりごろGiorgio Clericiによって建設されました。現在こちらのヴィラは3階建ての建物を主に美術館とし、それを取り巻く7万平方メートルの敷地を生かした植物園となっています。ヴィラ内の美術館にはイタリアを代表する彫刻家アントニオ・カノーヴァの作品などもあります。

時間に余裕がある方はよいですが、美術館と植物園をゆっくりと回っていると2,3時間はあっという間に過ぎてしまいます。とても見ごたえのある場所ですし、湖の対岸には他の街も見渡せるのでのんびりと観覧したい方にはお勧めです。

Villa Carlotta(ヴィラ・カルロッタ)
住所 Via Regina, 2, 22019 Tremezzo Como, イタリア
電話番号 +39 0344 40405
開館時期 2014年の場合、3月14日~11月9日
(注意)冬季閉館
営業時間 10:00-18:00
3/29~10/19日の間は19:30閉館
入場料 9ユーロ
地図 グーグルマップ
公式サイト http://www.villacarlotta.it/

コモ湖とヴィラVilla Carlotta ヴィラ入口では見事な噴水が訪問者を歓迎してくれます

コモ湖とヴィラVilla Carlotta こちらでは数多くの彫刻なども展示されています

コモ湖とヴィラVilla Carlotta 植物園にはさまざまな植物が植えられ、花が咲き誇っています