(画像はクリックすると拡大します)
レオナルド・ダヴィンチも建築に加わったというスフォルツァ城の入り口はシンメトリーで威圧感があります。
ドゥオーモから北西に徒歩15分ほどでたどり着きます。城の裏側には広大なセンピオーネ公園(Parco Sempione)がひかえ、市立水族館も併設されています。
スフォルツァ城
中心地のドゥオーモから歩いて5分。ドゥオーモの前の広場からVia Mercanti通りを抜け、 Via Dante通りへ。そこは綺麗な石畳の広々とした通り。両脇にはガラス張りのおしゃれな店が立ち並ぶ。ぶらぶらとウインドウショッピングをしていると突然空に伸びる高い塔が目に飛び込んでくる。街中に聳え立つその姿はまるで空と大地を繋ぐ巨大な柱のようだ。それがスフォルツェスコ城の入り口。
入り口の正面は109メートルという高い塔になっていて、そこからレンガ積みの城壁がぐるりと取り囲んでいる。また入り口の塔の前には円形の噴水と馬に乗ったスフォルツァ公爵の彫刻が置かれ、その非日常的な光景を遠くから眺めているとまるで映画の中に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥る。
ダヴィンチも建設に加わった、美しい建造物
入り口の塔を抜けるとそこにはかつての息吹が感じられる大きな広場になっている。中には博物館もありミケランジェロが死の間際まで作っていたといわれる「ロンダニーニのピエタ」が展示されている。「ピエタ」というのは元々イタリア語で「慈悲」という意味だが、多くのアーティストが絵画や彫刻でこの「ピエタ」を表現してきたキリスト教カソリックにおいて重要なテーマである。主に聖母マリアが死んだキリストを抱えているという構図で、ローマではミケランジェロが23歳の時に製作したと言われる作品がサンピエトロ大聖堂にあることで有名だが、ここミラノの「ピエタ」にも世界中から多くの観光客が訪れる。
ミラノっ子の憩いの場
このスフォルツェスコ城の裏側は広大な敷地のセンピオーネ公園(Parco Sempione)になっていて、のんびりと散歩を楽しむのはもちろんのこと地元の人の憩いの場所になっている。朝や夕方にはジョギングをする人の姿が見られ、芝生の上では若いカップルが愛をささやきあう。そう、ここイタリアでは公園というものは人々が公衆の前でイチャイチャしてもいい(?)平和な場所なのだ。
住所 | Piazza Castello, Milano Italy |
---|---|
行き方 | ドゥオモ広場から続くミラノのメイン通りであるダンテ通り(Via Dante)の突き当たり |
電話番号 | +39 02-8846 3704 |
入場料 | スフォルツェスコ城:入場無料 スフォルツェスコ城博物館:5.5ユーロ |
休館日 | 月曜日 |
開館時間 | スフォルツェスコ城博物館:9:00-17:30 |
サイト | http://www.milanocastello.it/ |
大きな地図で見る