スカラ座のチケットセンター
イタリアオペラの殿堂ミラノのスカラ座。せっかくミラノを訪れたら一度はオペラを堪能してみたいという方も多いのではないでしょうか。
チケット売り場はインターネットか現地で購入
ミラノスカラ座のチケット売り場は地下鉄「ドゥオーモ」の構内にあります。ここで講演のパンフレットなども無料で手に入れることができます。 通常スカラ座のチケットは公演の約2カ月前にインターネットで先行販売が始まります。このチケット売り場にて購入できるのは約1カ月前から。しかし人気のある講演などはインターネット販売の時期で完売してしまうことも多いようなので早めに予約するのがいいようです。どうしてもという方にはチケット売り場の近くや、スカラ座の近辺にいるダフ屋さんに話しかけて購入することができますが少し割高になってしまいます。
安い立ち見席もあります
あとは「立見席」と呼ばれるチケットもあります。こちらは格安当日券のようなものですが、購入にはとても手間がかかります。こちらはドゥオーモのスカラ座チケットセンターではなく、当日決められた時間にスカラ座を正面に見て左側の奥にある当日専用のチケットオフィスに行かなくてはいけません。
立ち見席の購入方法
「立見席」の詳しい購入方法ですが、まずオフィス前にいる人に名前を告げて名簿に名前を記入してもらい、次の点呼の時間にまた行かなくてはいけません。それに1人一枚しかチケットが買えないのでたとえば2人分のチケットを一人で買うことはできません。名前を呼ばれたら必ず本人が返事をしなくてはいけないため、点呼の時間にはかなり大勢の人が群がることになります。 たとえばオペラの時は3時、4時ぐらいに名簿に記入してもらいに行き、その後6時に点呼があって、チケットが買えるのが6時半ぐらい。公演は8時からということになり、終わるのがオペラにもよりますが12時を過ぎることもあって、ほとんど一日作業になります。それでも15ユーロという格安でチケットが手に入るので時間に余裕のある人や、どうしても見たい人はこちらをお勧めです。
立ち見席からの鑑賞
立ち見席と言っても一応席はあるのですが、そこからではほとんど舞台が見えないため席の間の柱なんかに場所を取って見るのが普通です。でも見やすくて居心地のよい場所はすぐに他の人に取られてしまうため、立ち見席の人は開場と同時に入館していい場所を取ったほうがいいですね。それに立見席も140席と数に限りがあるので、早めに名前の記入に行かなくてはいけません。それに席が売れ切れてしまうと点呼の時にも自分の名前が呼ばれることはありません。点呼の時にはかなり混雑して声も聞きとりにくいので、自分の名前を呼ばれたら大きな声で返事をしてください。 最初に名前を告げにゆく時間、その後の点呼の時間はそれぞれの公演によって違うのでスカラ座左側の立ち見席用の受付にて確認してください。またこちらのオフィスではもし講演のチケットが余っていたら講演当日に割引でチケットが買えるので聞いてみるのもいいかもしれません。